= キラさん =
知人が 県外の方に対して
方言で表現されている沖縄芝居の中の方言は きちんとした方言ではなく「芝居言葉」だと説明していました。(若者が使う スラング方言的な物とは別です)
地域によって方言は かなり違うとは思うのですが 沖縄芝居では 那覇、首里辺りの方言で表現されているとばかり思っていました。
自分は アラフォーですが 那覇生まれ那覇育ちの祖父母と同居していた為 ありがたい事に一般的な方言を聴き理解する事はできます。
残念ながら 方言を 話す事はできませんが 沖縄芝居を見てヒアリングは出来るので てっきり 那覇地方の方言が使われているとばかり思っていました。
なかなか触れる機会の少ない沖縄芝居ですが 芝居の中でのみ 表現される「芝居言葉」というジャンルがあるのでしょうか?
詳しい方がいらっしゃいましたら 教えて下さい。
芝居言葉は知ってますが、私は
主さんの知人とは違った解釈です。
狭い沖縄ですが、北から南の各地域で
方言は微妙に違います。
そして、芝居言葉が何かと言うと
方言の標準語だと認識してますよ。
《新聞かネット記事で読んだ事があります》
主さんの知人さんが県外の方に対して説明されていたという、芝居言葉とはどの芝居なんだろう。
大衆劇とか史劇とか、いろいろあるみたいですよね。
「丘の上の一本松」とか北谷言葉とか聞いたことありますし。
芝居言葉、うーん
うちの親父世代(百歳近)とかはその上の世代の方々に史劇の芝居言葉のような言葉や行動をしていた記憶が私にもあります。
私ら現代世代には大衆劇のような言葉で親父は話します。
> 芝居 の中でのみ 表現される「芝居言葉」というジャン ルがあるのでしょうか?
沖縄の現代世はヤマト口が標準語としてあるので、
親世代の標準語だったウチナー口は芝居でしか語り継げない、ということが「芝居言葉」という表現に
なっちゃったのかなぁ、と私的に考えました。
>芝居言葉が何かと言うと
>方言の標準語だと認識してますよ。
に、一票。
沖縄芝居は明治中期以降に作られた、ウチナーグチによる大衆演劇のこと。
組踊から展開し、セリフを主に歌で表現する「歌劇」と、
本土の歌舞伎や新派の影響から生まれた「セリフ劇」に大別される。
明治後期に最盛期を迎え、那覇の仲毛(なかもう)をはじめ多くの劇場、
常打ち小屋が作られた。明治40年代から、
庶民の風俗と悲恋を描いた長編が作られるようになった。
『泊阿嘉(とぅまいあかー)』、『奥山の牡丹』
『伊江島のハンドー小(いーじまぬはんどーぐゎー)』が琉球歌劇の三大悲劇として知られる。セリフ劇の多くは史劇で、日常生活語を基本に演じられた。
大正13年初演の「伊江島ぬハンドー小」
登場人物
ハンドー小・・・・辺土名の娘で素朴で美しい情熱的な女。
マチ小・・・・・・ハンドー小の従妹、明るい思いやりのある娘。
船頭頭・・・・・・伊江島の実直な性格の船持男。
加那・・・・・・・島村屋の息子で番所務めの若者。
地頭代主・・・・・島村屋の主人、島では格式のある家柄の主。
村頭、加那の妻、加那の妹、ハンドー小の母、島の若者二人、島村屋下男二人、その他大ぜい。
@日常生活語を基本に演じられた、とありますが首里、那覇の日常生活語では
ないでしょうか、小禄村のコトバでさえ揶揄された時代、遠く辺土名や伊江島の方言で演じると理解できる観客はいなかったと思われる。
船頭主「うりだけに 泣ちよて言ゆるもの肝ぐれさ
渡たちんぢ うの後やハンドー小たー アンマーと吾んと
悪くなさぬごとに 仲とていきゅせー汝ーどーやー」